聖書の食養法 後藤美基 著

歯科医であり、熱心なクリスチャンである後藤美基先生によって書かれた食養生の本です。

タイトルにあるように、聖書が植物性の食事を説いているという主題の下に、論考が進められていきます。

異様に信心深い筆者の考察には、時に偏りが見られ、キリスト教の知識に疎い我々一般読者には付いて行きかねる記述が散見されますが、そのような記述からも筆者の生真面目な人柄が窺い知れ、本書を魅力的なものにしている面もあるようです。

お読み頂くと分かりますが、全体的には至極真っ当な食養生の良書であり、題名中の「聖書」という文句に抵抗がある方も食わず嫌いをせずに手にとって欲しい書物です。

また、砂糖の害について触れた第三章では、胎児と砂糖との関係や、食事が流産・早産と密接な関わりを持つことが述べられており、是非とも目を通して頂きたい記述です。

残念ながら本書は絶版で、入手がやや困難です。

どこかの古書店で見つけられたら、即買いものです。

著者は居合道家、剣道家としても高名なようで、その方面の著書も出されています。

居合道と聖書、聖書と食養という一見チグハグな組み合わせが、何故か素敵です。

2007/05/23

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