本当の胎教とは?

再三に渡って申し述べましたように、胎教の基本は「愛」です。

これ以外にはありません。

妊娠中にお母さんが感じたことが、子供の人格形成に影響する訳ですから、胎教とは親の愛情をそのまま胎児に伝えることであり、母親の心がそのまま胎児に移し変えられると思えば良いでしょう。

気持ちや意識、思い…それらが胎教の基礎であり、日頃から自分自身を磨いていく努力こそが胎教の準備として大切であると言えます。

■基本は「話しかけ」

何度も、胎教に必要なものは技術や知識ではないと述べてきましたが、具体的にすることが何もない訳ではありません。

積極的に行って欲しいこと…それは「胎児への話しかけ」です。

胎児は勿論日本語を理解できる訳ではないのですが、お母さんが愛情をもって話しかけると、その内容は意識やイメージとして胎児に伝わります。

恐らくは各種ホルモンや、様々な神経伝達物質等が関わっているのでしょう。

日頃から胎児に対する話しかけを行っておくことは母子の絆を深めることにも繋がりますし、いざ生まれ出てきた時に感じる愛着・愛情も一入でしょう。

また、話しかけをするのは母親に限ったことではありません。

父親や、先に生まれた兄姉がいるのなら、お腹に触れてもらい、新しい家族に対する話しかけを行って貰いましょう。

既に家族として生活を共にしているのだということを、家族みんなの共通認識として持つことは、妊娠期間中や、その後の育児を円滑に行うためにも大切なことです。

また、上の子に母体を触らせて胎児とコミュニケーションさせていると、胎児が生まれてからの兄弟仲も良くなるようです。

このように、医学統合研究会が考える「胎教」は、「胎児への語りかけ」を基本としますが、一般に胎教として行われている事柄の全てを否定するものでは決してありません。

胎児への絵本の読み聞かせは、語りかけの延長線上にあるものとして有益であると思います。

また、クラシックを妊婦さんが聞くのも母体をリラックスさせることで胎児に良い影響を与えますので、価値のある事と言えます。

しかし、よく言われるようにベートーベンなどの激情的な音楽は好ましくありませんから、そういったリラックスできないものは避けたほうが良いでしょうし、クラシック音楽が嫌いな妊婦さんもおられるでしょうから、無理をしてまで胎教用のCDを買い込んでくる必要はありません。

母体が心地良い生活が出来なくては意味がありませんから、そのあたりを考えて生活されることが賢明でしょう。

当然、激しい興奮を伴うスポーツ番組やホラー映画やヴァイオレンスをテーマにした映画などは極力さけてください。

妊娠期間中は極力静かでリラックスできる環境にいることが、胎教という観点からも重要です。

2007/05/15

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