キネシオロジーで行こう!

このHPをご覧になっている方ならよくご存知かと思いますが、一般の方は「キネシオロジー」と言っても???かも知れませんね。

「キネシオロジー」には二つの意味があり、一つは体育やスポーツの分野において、人間の身体運動を研究する学問分野を「キネシオロジー」と言い、日本語では「運動機能学」と訳されます。

もう一つは、正式には「アプライド・キネシオロジー」と呼ばれるもので、本項で取り扱うのは後者のキネシオロジーです。

これは、治療系で用いられるもので、ストレスを受けた際に筋肉が緩む反応を利用して、各種疾病の診断や治療を行おうというもので、肉体的な治療もそうですが、精神的な問題を解決する為にも非常に有効な方法とされています。

流派としては、「タッチフォーヘルス」や「スリーインワン」などが有名ですが、「O-リング」や、振り子やLロッド(針金をL字型に曲げたようなものを両手に持って行う)を使った「ダウジング」なども、基本的には同様の原理と考えて良いでしょう。

O-リングで行こう!

大村恵昭氏の開発した「O-リング」は取分け有名で、カイロプラクティックなどの世界でも盛んに用いられており、医療法人近森会では、O-リングを用いた診療を行うオーリング科が1992年に開設されている程です。

私たち一般人には治療法としてのO-リングは習得の問題もあり、中々縁がありませんが、診断に関しては家庭でも簡単に行うことが出来て便利です。

面白いやり方として、東洋医学の五行理論を基礎とした、色紙による簡易診断法があります。

五行理論では、肝臓は青、心臓は赤、肺は白…というように、各臓腑が五つの色に配当されています。

その色紙を片手で指差し、空いているほうの手でO-リングを作り、筋反射によって何処の臓腑に問題があるか診断することが出来ます(あくまで簡易的なものですから、医師の診断などとの併用が大切です。日常生活での家庭医学的な使い方に留めて下さい)。

また、全く同じやり方で、サプリメントなどの適性を調べることが出来、これが中々便利です。

漢方の診断は、方剤投与の根拠となる「証」の診断が不可欠ですが、これは習得にかなりの年月が必要ですし、診断を誤れば大変な事態を招きかねず、ある症状に対して考えられる方剤の数も膨大な為、キネシオロジーを用いた診断には不向きですが、健康食品の適性を二者択一的に調べるだけでしたら、O-リングに勝るものはないでしょう。

これも同様に、片手で試したい健康食品なり何なりを持ち、もう片方の手の反応を診て判断します。

本来、自分の体の状態をよくよく知っていないと適性を判断するのは困難ですが、この方法を用いればかなり判断の参考になるはずですから、是非活用して頂きたい手法ではあります。

ためしに、煙草など明らかに体に悪いものでテストして、筋反射の程度が驚くほど変わることを確かめてみてください。

■キネシオロジーの危険性

使い方次第ではとても便利なキネシオロジーですが、どんなものでも負の側面があるのが世の常というもので、キネシオロジーにも残念ながら気をつけなければいけない事があります。

それは、キネシオロジーの結果を妄信して、これだけで何でも判断しようとしてしまうことです。

波動測定の分野にも同様の現象が見られますが、この手の分野にのめり込む人は、大抵自分自身の頭で考え行動するという主体性に欠けている場合が多いようです。

やり方は至って簡単な上、どんなものにもとりあえずの答えは出る訳ですが、ここがポイントで、キネシオロジーで何でも分かるはずと思い込んで、最後はコックリさんのような状態になってしまうのです(コックリさん自体、キネシオロジーの一派と見做すことも出来ますね)。

キネシオロジーで全ての真理を明らかに出来るなどとは到底思えませんし、たとえ万能の技術であるとしても「思考停止」という弊害の大きさは単なる無知よりも遥かに有害なものだといえるでしょう。

その悪しき代表とも言えるのが稀代の奇書『パワーか、フォースか』で、宗教の優劣から、著名科学者の精神性まで、キネシオロジーで一刀両断に優劣を決め付けてしまおうという内容の低次元さは読んでいてウンザリさせられます。

こんな内容を書く人の精神性の程度をキネシオロジーで診断すればどのような点数がはじき出されるのでしょうか。

こんな筋反射という名の新しい宗教を妄信することなく、有意義に有益に理性を保ちながらキネシオロジーを活用したいものです。

2007/04/27

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