水のポテンシャルを測る簡便な方法

水の性質を測定し、水の良し悪しを見極めるために様々な測定法が用いられています。

溶存酸素、水素、炭酸ガスがどの程度、検体の水に含まれているか調べたり、含まれているミネラル分の溶質を調べるのはもっとも基本的な測定法と言えます。

当然ですが、病気を引き起こす細菌やウイルスが検出されてはなりません。

他にも酸化還元電位(ORP)を調べたり、核磁気共鳴装置を用いたり、界面活性力を計る、或いは電子スピン共鳴法を用いて、どの程度活性酸素を消去する働きがあるかを調べることも出来ます。

しかし、これらの測定法は水の良し悪しを判断する材料として有益であっても、所詮一般の消費者には無縁のものであるといえるでしょう。

これらの測定法には規模の違いはありますが、測定用の装置が必要になりますし、核磁気共鳴装置などの大型の機械を用いると成れば、コストもかなりかかります。

研究者でもない一消費者にとって、様々な浄水器や活水器の良し悪しを判断する手引きとしてはちょっと使えそうにありません。

また、様々な水のメーカーが提示する水理論はたいていの場合複雑怪奇で、どうやって素人を煙に巻いて水を売りつけるかを念頭に組み立てられているのではないかと勘繰りたくなってくることもしばしばです。

インターネットという文明の利器を駆使して水の世界を調べれば調べるほど、ほとんどの人は

「どの水が本当に良い水なのか?」

「本当に正しいのはどの理論なのか?」

と、益々分からなくなってしまうことでしょう。

しかし、誰にでも出来て、費用もかけずに、水の良し悪しを見極められる方法があります。

それは、炊いたご飯を検体の水で処理し、乳酸発酵が起きるかどうかを調べるというものです。

やり方は簡単です。

お米を30gコップに入れる 
コップに調べたい水を100cc入れる 
ラップと輪ゴムで密封する 
2〜3週間、そのまま放置 
臭いや色を見て乳酸発酵しているかを確認 

これだけです。

乳酸発酵しているかどうか、最初は良く分からないかもしれませんが、あえて言葉で表現すると、寿司酢やヨーグルトのような少し酸味のある臭いです。

通常の水道水を比較対象にして実験されると良いでしょう。

水道水は必ず腐敗して、鼻を向けるのが躊躇われる様な悪臭を放ちます。

乳酸発酵した場合は、悪臭は放ちませんので、気分を悪くするレベルの臭いではないはずです。

以上で、実験方法は容易く理解できたものと思います。

しかし、なぜ乳酸発酵を確認することが、究極の判断基準と成るのかわからない人もいるかもしれません。

何故、乳酸発酵の有無を確認することがテストになるかと言いますと、乳酸発酵は酸化還元電位や水自体の腐敗菌に対する抗菌力、酵素反応力など様々な良い水の条件を満たして初めて起こる現象だからです。

もう一つこの実験では、何らかの活水装置で水を変化させた場合、その変化が持続するかどうかという点も見ることが出来ます。

磁気活水器やセラミック活水器の項でも触れましたが、殆どの活水器は水に生じた変化が持続しません。

飲用する場合は体内での働きが大切ですから、持続時間は重要です。

乳酸菌が増殖して、発酵が確認できるまでには夏場でも10日程度は必要なので、乳酸発酵が検体の水で確認できたということは、少なくともその期間は良い水の条件を満たし続けていることになるわけです。

この乳酸発酵のテストは、検体が良い水の様々な条件を満たしているかどうかを一度に確認できることと、水がその力を持続して発揮し続けるかどうかを確認できるという点で、優れたテスト法であると言えるでしょう。

また、乳酸菌の増殖を促進させるということは、その水を飲んだ場合に腸内でも同様のことが起こるということを意味しています。

通常「乳酸菌」と聞くと、ヨーグルトや乳酸菌飲料等を思い浮かべますが、これらに含まれている乳酸菌は人間由来のものではないので、食べても飲んでも、ほとんどは腸内細菌叢に届くまでに死滅してしまいますし、たとえ運よく生き残ったとしても通過菌としてすぐに体外に排泄されます。

牛には牛の、人には人の乳酸菌というように、それぞれの動物の乳酸菌は他の動物には定着しないという性質を持っています。

ですから、体内の乳酸菌の増殖を促進させる水を飲むことは、市販されている乳酸菌飲料等を摂取するより健康に貢献すると言えるでしょう。

日頃、特定のミネラルウォーターを飲用している方、我が家の浄水器・活水器が本当に良い製品なのか調べたい方、水道水を飲むのは不安なので、浄水器を購入したいが、高額な買い物になるので迷っておられる方は、是非ともこの乳酸菌のテストをお勧めします。

2007/03/23

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