ナチュラル・メディスン  アンドルー・ワイル 著

不朽の名著『人はなぜ治るのか』から、5年の期間を経て上梓された、これまた中々の好著です。

しかし、本書『ナチュラル・メディスン』も客観的に見れば大変な名著に違いないのですが、どうしても前著の圧倒的な迫力の前では色褪せてしまうのは致し方ありません。

前著は、どちらかというと代替医療とその治癒メカニズムについての論述であり、ワイル博士の「考え方」や「思想」を学ぶ本という性格が強いのですが、本書は呼吸法などの実践的なエクササイズやサプリメント選びのポイント、各種疾病の家庭でできる簡単なケア等が惜しげもなく公開され、一般の人にとっても実に嬉しい内容になっています。

重要な健康情報は一通り網羅されていますので、これ一冊読めば知識も力もグンと付くでしょう。

信憑性に欠ける健康関連の垂れ流し本とは違いますから、情報に安心感があります。

確かに、今ではありふれた情報になってしまったものもありますし、更新すべき情報も無いではありませんが、今日でもこの本位信頼性と網羅性を兼ね備えた本はありませんから、是非とも手元に置いて辞書代わりに活用されることをオススメします。

私見ですが、『ナチュラル・メディスン』以降、ワイル博士の才気は少しずつ下降曲線を辿った感があり、『ナチュラル・マインド』『太陽と月の結婚』『人はなぜ治るのか』『ナチュラル・メディスン』の4冊が是非とも押さえて置くべき著作と感じます(ファンの皆様ゴメンなさいッ!!)。

2007/05/27

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