湯冷ましとお茶

■煮沸の問題点

管理人の祖母は、水道水をそのまま飲むことは無く、必ず煮沸してから飲む習慣を持っていました。

おそらく、塩素殺菌導入以前の衛生的問題を抱えた時代の習慣をそのまま持ち続けていたのでしょうが、現在の日本の水道事情は一応の衛生状態が保障されているので、わざわざ殺菌のための煮沸を行う必要は無いでしょう。

しかし、この「煮沸」という行為自体にも問題点があるのです。

確かに、塩素の害は無くなるかもしれませんが、溶存酸素が減少してしまうことがまず挙げられます。

ただし、水の分子結合構造が適切な水は、煮沸しても溶存酸素の現象が緩やかです。

理想的な結合構造においては、水分子中の酸素が比較的安定であるためと考えられます。

また、煮沸による熱で反応してできる発ガン性物質もあることから、湯冷ましを飲用するのは望ましくないでしょう。

煮沸に限ったことではありませんが、基本的に温度が高いということは、化学反応を促進させるのに良い条件であるために、塩素と有機物の反応をはじめ、様々な有害物質発生のリスクを高めることにつながります。

野口整体の野口晴哉先生も赤ん坊に湯冷ましを飲ませることの問題について言及されていますが、先見の明には頭が下がります。

■お茶

お茶の効用については、臨済宗を日本に伝えた栄西禅師の『喫茶養生記』が茶に関する最も有名な古典として知られていますが、当会ではあまり健康目的でのお茶の飲用はオススメしていません。

お茶はカテキンなどを含むことから、健康のためと称して頻繁に愛飲されている方も多のですが、あくまで嗜好品の範疇として考えるべきでしょう。

たしかに、お茶がガンの予防になるとする研究報告はありますが、食道ガンのリスクを高めるという報告もあり、これは単に熱い液体が食道を刺激するためと考えられます。

カイロプラクターの下條茂先生も著書の中で、生水を多く飲む人よりもお茶を多く飲む人に不健康な人が多いという趣旨のことを書かれています。

もし、嗜好品としてお茶を飲むなら、良質の水でお茶を沸かし、少し冷ました状態で飲むのが良いでしょう。

これで、楽しいティータイムも健康的なものになると思います。

勿論、普通のお茶も嗜好品の範疇として楽しんで飲む分には、問題はありません。

今回、お茶にケチを付ける様な文章を掲載しなければならなかったのは、生水の飲用が苦手な人が、水飲み健康法での生水の代用にお茶を大量に飲む場合があるからです。

水飲み健康法ではお茶ではなく、生水の飲用が大切です。

くれぐれも間違えないでください。

また、今回溶存酸素の減少という問題を取り上げましたが、酸素は多ければ多いほど良いとは考えないでください。

近頃では、スポーツ後の飲用に良いとされて、大量の酸素を溶かし込んだとされる水が市販されていますが、溶存酸素濃度が限度を超えて増えるとペーハーを変化させるのです。

飲用にはバランスの良い中性のお水が最適です。

2007/03/22

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