痛み、病気、そこに愛はありますか? 下條茂 著

新進気鋭のカイロプラクター・下條茂先生による素敵な本です。

帯には副題(?)として「そんなに健康が気になりますか?」という一文があり、その下に

「健康」にこだわり、食事、医療、トレーニング……。あなたは、どこまで健康になれば気がすむのですか?不老不死の体がお望みですか?死が怖いのですか?いちど、病み痛む身体の声に耳を澄ませてみませんか。

という素敵な文章が綴られています。

下條先生は、1965年生まれの若手カイロプラクターで、本書は自身の臨床経験を通して得られた、“癒しの気付き”、“治癒の気付き”とでもいうべきものが一杯詰まっています。

何より惹かれるのは、下條先生の愛情のこもった暖かくて分かり易い平易な筆致で、その文体で綴られた文章から、本当に健康的な生活を送るために必要なのは、おかしな健康法や高価な健康食品ではなく、おおらかな考え方と、病気や痛みと向き合う健全な姿勢であることを気付かされます。

米山公啓医師の好著『健康という病』(集英社新書)に通じる内容ですが、その健康という病に罹患した哀れな病人に対する処方箋として本書以上のものはないと個人的には思います。

米山医師の本のように有名な本ではありませんが、本書『痛み、病気、そこに愛はありますか?』は、出会う人毎に読んでほしくなるホノボノした暖かい読後感が心地よい名著と言えましょう。

是非、一読してみて下さい。

2007/06/05

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