砂糖は体も心も狂わせる 高尾利数 著

白砂糖の害を平明に書き綴った参考書として本書を選びました。

一般に砂糖を沢山摂取すると血糖値が上がると考えられていますが、砂糖の長期にわたる摂取により、膵臓の機能が疲弊し、血糖調節が上手くいかなくなることで、平常時よりも血糖値が下がりすぎる「低血糖症」が起きます。

その恐ろしさを知らしめるのが本書の狙いです。

恐らく、低血糖症といえば、糖尿病患者がインシュリン注射などにより見舞われる危険な状態(管理人の祖父はそれで亡くなりました)で、一般人にはあまり関係のないものだと思われていますが、決してそうではなく、一般の人々が気をつけておくべき最重要課題であることを教えてくれます。

砂糖の摂取といえば、せいぜい

「骨が脆くなる」

とか

「虫歯になる」

といった程度の認識しかないのが普通ですが、本書をお読みになれば、まさに砂糖こそ「悪魔の薬品」に相違なく(実際に昔は薬として使用されていました)、表題の「砂糖は体も心も狂わせる」というのが決して大げさなものでないことを、お分かり頂けると思います。

食事において大切なのは、健康食品や玄米菜食の前に、徹底的な砂糖断ちを実行することであると言えるでしょう。

管理人は、特定の一品を諸悪の根源であると説くフードファディズムは嫌いですが、砂糖に関してはいくら非難攻撃しても、しすぎることは無いと考えます。

なにせ砂糖は本来「薬」であり、食べ物ではないのですから、「フード」ファディズムには当てはまりません。

本書をきっかけにして、健康を願う多くの方々、特に我が子の成長を願う親御さん、新たな生命を宿している妊婦さんが、砂糖を極力身の回りから遠ざけて、正しい食生活をなさることを切に願います。

生活から、砂糖を一掃するだけでも、多くのアレルギーや原因不明の愁訴から解放される可能性があることを知っていただければと思います。

「砂糖は体も心も狂わせる」

まさにその通りです。

意外なことに、著者の専門は神学で、キリスト教関連の著作が沢山あります。

2007/05/21

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