楽しく行こうよ!

2009年11月8日、読売新聞の朝刊に「長寿の科学」というコラム(?)が掲載されているのを読みましたが、これが中々素晴らしい内容で、医学統合研究会にてお伝えしてきた事柄とも非常にマッチした内容でしたので、ここに掻い摘んで御紹介することにします。

コラムには「百寿者は明るく前向き」の大きな表題が躍っており、一回り小さい字で「遺伝よりストレスが悪影響」とあります。

以下少し抜粋してみます。

一卵性と二卵性の双子を比較し、寿命に遺伝がどの程度影響するか調べた欧州の研究によると、遺伝率(1が最大)は0.25ほど。身長の遺伝率0.8〜0.9に比べ、ずっと小さい。

同じ遺伝子を持つ一卵性の双子は幼い頃、本当によく似ているが、年を重ねると次第に顔つきに違いが表れてくる。どの遺伝子が実際に働くかに違いが出てくるためで、若い時期に決まる身長に比べ、多くの要素が積み重なるように影響を与える寿命では、環境による差がより大きくなる。

それでは、環境の中で、何が最も大きな影響を与えているのだろうか。

双子の高齢者を30年間研究している大阪大の早川和生教授(健康科学)は、よく似た双子の片方だけが早く亡くなるケースを何度も見た。喫煙や飲酒、食事など様々な要素を調べたが、最も関連しそうなのは、配偶者の性格だった。家庭生活でストレスが多いと、寿命に影響を与える可能性がある。

100歳以上の長寿者を調べた順天堂大の白沢卓二教授(加齢制御医学)は、百寿者はみんな性格が明るく、前向きなことに気付いた。

長寿に大切な要素は、@食事A運動B心 ― とよく言われる。白沢教授は「特に心が重要。健やかな心は、食事や運動の基盤にもなっている」と強調する。

コラムの後半では、格差社会が健康格差に繋がっていると、少し紋切り型の記事になってしまっていますが、前半の内容は何よりも心の問題が最重要であることを力説している点で、心して読む価値があると思います。

以前にも書きましたが、テレビの御長寿紹介番組のインタビューで明らかな通り、長生きのおじいちゃん、おばあちゃんの健康の秘訣は、極めて常識的なものばかりです。

おかしな呼吸法も苦行のような食養生も、奇怪な体操も、何もありません。

このHPをご覧の皆さんは、きっと人一倍健康に関心をお持ちのはずですが、是非、今一度、本当の健康に最も必要なものが何なのか、考えて頂きたいと思います。

2009/11/10

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