汚れゆく羊水

胎児は母親の胎内で、十月十日(とつきとおか)を過ごすわけですが、その間は羊水に包まれて生活しています。

羊水は、衝撃を和らげて胎児を守る緩衝作用や、保温効果、胎児と卵膜の癒着を防ぐなどの様々な役割を担っており、面白いことにその成分は海水に非常に近いものです。

「海」(うみ)の語源は「産む」(うむ)であると言われており、私たちの祖先は直感的にそのことを感じ取っていたのかもしれません。

命を育む母なる大海の縮図である羊水が、近年汚れてきていると指摘されています。

文明社会の中で増大する環境ホルモンや重金属、各種有害化学物質は主に食物という形で母体に入り、羊水を汚染しています。

勿論様々な化学製品や身体に良くない水道水の摂取(そのまま飲まなくても、料理など色々な形で摂取することになります)も、羊水汚染に深く関わっています。

昭和大学藤ヶ丘病院産婦人科の野獄教授が、胎児が体内で死んでしまったお母さんの羊水を調べたところ、羊水中の乳酸濃度が29.7ミリモルと異常に高く、普通の妊婦さんの3倍程度高かったとのことです。

ところが、健康に良い水を1日2リットル程度1ヶ月飲み続けると超音波の解像度が良くなり羊水の汚れが改善されるとのです。

この羊水汚染が様々な悪影響を胎児に与え、流産や奇形などの誘因となることが言われてきていますし、何とか無事に生まれてきても、アトピーや様々なアレルギーを持った子供になってしまう可能性が高まるのです。

これは、母親の体に蓄積した有害物質が、出産を通して子供に移行してしまうことと関係があります。

かつては、胎盤のブロック機能が働いて、胎児には有害物質は移行しないと思われていましたが、今日、胎児からも非常に多くの化学物質が検出されるようになり、胎児は大変危険な状態にさらされているということが分かってきました。

また、女性が男性より長命な理由として、この出産によるデトックス効果が関係しているのではないかという説も出てきています。

胎児が有害物質を取り込んで出て行ってくれるので、母親は健康になれるというものです。

それが正しいかどうかは現時点では何とも言えませんが、最初に毒素の大多数を持って出て行くと思われる第一子にアレルギー症状が多いという統計がありますから、いかにもな話ではあります。

ともかく、羊水が汚れてきており、それが胎児に悪影響を与えているのは事実ですから、当会が主張するように、食事に気を付け、健康に貢献する良い水をたくさん摂取することが妊婦さんにとっても胎児にとっても大切と言えます。

2007/05/15

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